組立前着磁と組立後着磁の比較

質問

 着磁コイルで先に着磁したマグネットをワークに組み込む場合と、未着磁のマグネットを組み込んでから着磁ヨークで一括着磁させる場合のメリット/デメリットを教えてください。

回答

 ここでは、組込み前にマグネットを着磁する「組込前着磁」と、組込み後に一括で着磁する「組込後着磁」について説明します。下記の対比表でご確認ください。

  着磁コイル 着磁ヨーク
メリット
  • マグネットをフル着磁できる。
  • マグネットの大きさが多少変わっても対応できる。
  • 割れや欠けが少なく、磁粉が付着しづらい。
  • 一個のマグネットに多極着磁できる。
  • マグネットが磁化されていないので、ワークへの組込時の作業性が良い。
  • 着磁後に減磁することが少ない。
  • 輸送時などで取り扱いが容易。
デメリット
  • マグネットが磁化されているので、ワークへの組込時に作業性が悪い。
  • 割れや欠けが発生し、磁粉が付着しやすい。
  • 組込精度面で不利。
  • パーミアンスの低いマグネットについては、着磁後に減磁しやすい。
  • 構造によっては、着磁しづらい箇所がでてくるため、着磁コイルで単品着磁したものと比べて着磁率が低くなる場合がある。(1%~数%)
  • ワーク寸法が変わると、それに合せて専用に着磁ヨークの製作が必要。(ワーク形状によっては流用可能な場合もあります。)